からだつくる食パン
お米の種類 お米の種類

お米の種類

お米のチカラ 日本古来の主食から伝承する栄養素

お米にはパワーの源となるでんぷんの他、タンパク質や脂肪、
ビタミンB1やビタミンEなどの栄養素が豊富に含まれており、
長年日本人の主食として健康を支えてきました。

なかでも成分の7割以上を占めるでんぷんは極めて質が良い栄養素であり、
消化・吸収が高いので、力を蓄え持続するのに重要だとされていますが、
それ以外にも多くの健康に関わる成分を含んでいます。

ここでは、お米の素晴らしさを紹介すべく
玄米、古代米、そしてもち米について解説します。

米屋が健康の秘訣を研究玄米のチカラ

米屋が健康の秘訣を研究 玄米のチカラ

玄米はお米を収穫してからもみがらを取り除いたもの。白米が胚芽(はいが)だけでできているのに対し、玄米にはぬか・胚乳(はいにゅう)が残っており食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富です。

玄米の栄養素を読み解く健康長寿時代に向かって

玄米の栄養素を読み解く 健康長寿時代に向かって

もともと栄養素の高い白米にさらに、白米では取り除いてしまう部分の栄養素も加わって、より高い栄養を誇る玄米は、現代の日本人に不足しがちな栄養素を多く含んでおり、まさに健康維持の要の食物と言えます。

玄米に含まれる栄養素

疲労回復ビタミンB1

疲労回復 ビタミンB1

疲労回復に効果があるビタミンB1ですが、糖質をエネルギーに変える働きがあり皮膚や粘膜の健康維持にも必要なビタミンです。

抗酸化作用

抗酸化作用 ビタミンE、フェルラ酸、
アラビノキシラン、
γ-オリザノール

抗ガン効果につながる抗酸化作用のある成分が豊富に含まれています。体が錆びて老化するのを抑えるアンチエイジングが期待できます。

整腸作用

整腸作用 ダイエタリーファイバー
(食物繊維)

整腸や老廃物排出の効果を発揮し、腸内環境を整える食物繊維は食後の血糖値の急上昇を抑える効果も期待できます。

コレステロール抑制

コレステロール抑制 植物コレステロール、
GABA(ギャバ)

植物コレステロールとGABAには血中の悪玉コレステロールを下げる働きがあり、生活習慣病の予防や糖尿病を改善する効果も期待できます。

ホルモン分泌促進

ホルモン分泌促進 ビタミンE

ホルモンの分泌を促し、自律神経失調症や更年期障害の予防や老化防止、シミ・動脈硬化・生活習慣病の予防、血行促進など体調を整えてくれる働きがあります。

解毒作用

解毒作用 フィチン酸

排毒排泄作用があり、ビタミンなどの栄養の吸収を促しながら、体内に不要な成分を排泄させるのを促す効果があります。

肝機能改善

肝機能改善 イノシトール

フィチン酸から作られる成分です。肝機能改善だけでなく、動脈硬化予防やコレステロール血栓の改善などにも効果があります。

骨生成促進

骨生成促進 リン、マグネシウム

骨の健康維持をはじめ体内の多くの機能を調整する役割のあるマグネシウムに加え、カルシウムの吸収を促すリンが骨生成を促進します。

米屋が健康の秘訣を研究古代米のチカラ

米屋が健康の秘訣を研究 古代米のチカラ

最初に日本に伝わったお米です。現在は、雑穀米の中に入れて食べることが多く、黒米や赤米など種類があり、あの楊貴妃が美容食としていたとされてます。

古代米の驚くべき効能カラダの素をつくる

古代米の驚くべき効能 カラダの素をつくる

不老長寿の米として中国歴代の皇帝に献上された事から献珍米として喜ばれていた古代米は、現代の白米に比べて美容や健康に関わる栄養素が豊富に含まれており、現在では雑穀米などで摂ることで、現代人の体を支えています。

古代米に含まれる栄養素

「古代米」には種類があり、 ぬかの部分に赤い色素(タンニン)をもつ米が「赤米」、
紫黒色の色素(アントシアニン)をもつ米が「黒米」、緑の色素を含んでいるものを「緑米」としています。

古代米の驚くべき効能カラダの素をつくる

赤米 赤色色素「タンニン」による美容効果が特徴

白米に比べて、たんぱく質やビタミン・ミネラル、美肌成分が豊富に含まれています。米の赤色はタンニンで、抗酸化作用によるアンチエイジングが期待できるポリフェノールの一種です。タンニンは脂肪燃焼を促進し、抗アレルギーや抗炎症、メラニン色素を抑えてくれる効果があり、美容のための米と言えます。

黒米黒色色素「アントシアニン」をはじめ健康促進成分が豊富

黒米 黒色色素「アントシアニン」をはじめ
健康促進成分が豊富

白米に比べて、たんぱく質やビタミン、鉄分、カルシウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。米を黒く見せているのはアントシアニンで強い抗酸化作用があり、老化防止や血液サラサラ効果、眼精疲労の緩和を促すとされており、健康促進作用が期待できます。

緑米緑色色素「クロロフィル」にデトックス効果

緑米 緑色色素「クロロフィル」に
デトックス効果

白米に比べて亜鉛やマグネシウム、繊維が豊富に含まれています。緑色に見えるのはクロロフィルが豊富に含まれているからです。クロロフィルは小松菜やホウレン草などの野菜にも含まれており、コレステロールを調整し、整腸効果があるのでニキビや吹き出物などを防ぐデトックスの作用が強いとされています。

米屋が健康の秘訣を研究もち米のチカラ

米屋が健康の秘訣を研究 もち米のチカラ

ごはんとして普段食べている普通のお米のことを「うるち米」といい、お餅などに使用するものを「もち米」と言います。白米と成分は変わらないものの、デンプンの構造成分が異なり、より腹持ちがよくエネルギーの維持に有効です。

もち米でカラダを創るエネルギーの効率活用

もち米でカラダを創る エネルギーの効率活用

普段食べることの多い白米よりもエネルギーの維持が高いのがもち米の特徴です。満腹感が維持できるため過剰なカロリー摂取を抑えることができます。その他白米と同じだけ栄養素が豊富に含まれており、健康に深く関わる食物です。

もち米に含まれる栄養素

疲労回復ビタミンB1

疲労回復 ビタミンB1

疲労回復に効果があるビタミンB1ですが、糖質をエネルギーに変える働きがあり皮膚や粘膜の健康維持にも必要なビタミンです。

骨生成促進

骨生成促進 リン、マグネシウム、
カルシウム

骨の健康維持をはじめ体内の多くの機能を調整する役割のあるマグネシウムに加え、カルシウムの吸収を促すリンが骨生成を促進します。

骨生成促進

ホルモン分泌促進 ビタミンE

ホルモンの分泌を促し、自律神経失調症や更年期障害の予防や老化防止、シミ・動脈硬化・生活習慣病の予防、血行促進など体調を整えてくれる働きがあります。

代謝促進

代謝促進 ビタミンB2、B6

糖質や脂質の代謝を促し、エネルギーを生産します。皮膚粘膜の健康維持に深く関わり、不足すると口内炎や皮膚炎を起こします。